大河ドラマ「功名が辻」が終了し、さみしい思いをしているよつば凪です。
上川隆也さんを観られないのがつまんない。仲間由紀恵はまあどうでもいい。
どっこい来年はわたしの好きな歌舞伎俳優・市川亀治郎さんが出るので、
また一年間、観続けるのでしょう。こういう感じでNHKの思う壺。
3月から前髪を切っていません。こんなに伸びたの生まれて初めて。
わたしゃ性格はヒネ曲がっとうのに、髪の毛だけはおっそろしいほどの
直下型ゆえ、斜めに流しても滝のように垂れてきて困ります。
こやつは右目の視力を遮るどころか鼻の頭をくすぐりよります。
ムースもスプレーも物ともしません。重力に従順すぎる。
ピンでとめたら昭和期の小学生のようになるのでやだ。
しかも今の髪型はボブショートなので、まるで鬼太郎です。
黄色と黒のしましまのちゃんちゃんこはないですが、毛玉だらけの
黄色と黒のチェックのセーターは持っています。
タイガースファンだもの!!買ってきたのは母親だけどね…。
ゲゲゲの凪太郎。ゲゲゲゲ。ウェンツ瑛士が鬼太郎ってホントどうなんだろう。
そういうわけで最近のヘアアレンジはもっぱらポンパドールです。
北風ぴいぷう、おでこを直撃するので寒いです。
髪の毛切りに行きたいけどお金も時間も気力も体力もない。
誰かわたしに翼をください。
このおっおっぞらっにー つばさっをっひろっげー とんでーゆきたーいーよー
顔見世日記、最終章です。
『雁のたより』
演目の内容を知らないばかりに、「藤十郎が主役ならどうせ暗いお話なんでしょ?」と決め付けていた
わたしに喝!!上方役者が勢ぞろいした関西弁での和事芸は、ちょっとした喜劇と呼べる代物でした。
有馬温泉に湯治に来ていた若殿・前野(愛之助)と愛妾の司(扇雀)。前野は司のご機嫌取りに必死ですが、彼のことを好きでもない司はすげない返事ばかり。部下を並べて「気に入った者に、口のつけた盃をやれ」と前野が言うと、司は彼らを無視して湯治場の裏手で髪結いを営む三二五郎七(藤十郎)が良いと言い出し、承った花車のお玉(秀太郎)が三二五郎七を連れてきます。意識し合う二人に前野は憮然となり、三二五郎七を追い返してしまいます。司は「心まで売ったつもりはない」と宣言し、怒った前野は手打ちにしようとしますが、頭の上がらない家老・高木(段四郎)に止められます。鬱憤の晴れない前野は部下達と企んで、三二五郎七を罠に嵌めてやろうと画策します。
三二五郎七が店に戻ると、常連の若旦那(翫雀)の髪を、弟子である下剃の安(亀鶴)が結っていました。その腕前は、“撫で付け”もおぼつかないものだけれど…三二五郎七も見て見ぬふり。おしゃべりの乳母(竹三郎)や、せわしない医者なども入り乱れて大忙しの三二五郎七の店に、前野の仕組んだ手代が司の筆跡の載った扇を持ってきます。更にお玉が「お部屋様(司のこと)からだ」と言って、文をむりやり三二五郎七に押し付けて去ります。恋文だなどと、身分の違う自分にこんなうまい話があるわけがない、と疑い文を投げ捨てる三二五郎七。が、司に想いを寄せる三二五郎七は、やはりというかなんというか…さりげなーくさりげなーく文を拾い上げます。そしてそこに書かれた「月の入る頃、忍んできてほしい」という文に舞い上がります。舞い上がって舞い上がって、鬢油を頭から引っ掛けてしまうほど。
その夜更け。忍び込んだ三二五郎七は足掛け用に置かれた碁盤につまづき、物音を立てたところを捕らえられてしまいます。不義の罪に問われて絶体絶命の三二五郎七。しかしこれを救ったのは家老・高木と、文を不審に思っていたお玉でした。部下が作成した偽手紙を見破られて悔しがる前野の元に、母が危篤との一報が入り、彼はすぐに帰国することに。事の顛末を知って怒る三二五郎七の足元へ、再び文が投げられます。それは司からの詫び状でした。もう騙されるものかと息巻く三二五郎七に、高木が突然槍を突き出します。これを鮮やかに退ける三二五郎七。それでただの髪結いではないと確信した高木が、「おまえは自分の甥・浅香与一郎ではないか」と尋ねます。実はその通り、三二五郎七は家督問題の故あって姿をくらましていた正真正銘の武士・浅香与一郎だったのです。それを聞いていた司が部屋から飛び出し、自分は没落した細川家の家中・奥村上総の娘で、与一郎の許婚であり本名は房だと名乗ります。証拠の品も見せ合い、絆を深め合った二人は、高木の「浅香家再興につとめよ」という言葉に頷くのでした。
おもしろかったです。肝心の藤十郎(滑舌悪い)と秀太郎(声量ない)のセリフが聞き取りにくかったのが
残念なんだけど。それでも、秀太郎の「よく聞きなさんせぇな。…ズバリ言うわよ」がドスがきいてて
笑った。そして藤十郎があんなにもコミカルに動き回れるとは思わなかったので、意外でした。
イヤホンガイド借りればよかったなぁ。そしたらもっと楽しめただろうに。
『乗合船恵方萬歳』
女船頭(孝太郎)の漕ぐ舟に乗り合わせた白酒売(扇雀)、田舎侍(弥十郎)、門礼者(進之介)、大工(愛之助)、通人(勘太郎)、芸者(七之助)、子守(鶴松)の七人。隅田川の河畔についたところへ、三河万歳(翫雀)と才蔵(橋之助)がやってくる。舟が出るまでの暇つぶしで、芸達者ぶりを披露しあうことに――
というお話です。つまりは舞踊劇ですね。しかもほとんどが若手です。
子守役の鶴松ちゃんは、なんとまだ小学生。この度、中村屋の部屋子になったのだとか。
びっくりしました。めっちゃくちゃ踊りがうまい!!
ただ子役として花開くと、大人になった時パッとしない役者になるという
暗いジンクス(?)もあるので、なんとか大成してほしいです。先が楽しみなので。
扇雀、弥十郎、愛之助、孝太郎もさすがでした。進之介はもうネタにしかならない…。
勘太郎も若々しさとキレがあってよかったです。真面目なのでもっと精進するでしょうね。
七之助はちょっと落ちるかな?でもセンスは充分にあると思います。 綺麗やし。
そして、橋之助はやっぱり魅せる踊りをするなぁと実感しました。一緒に踊る翫雀も
うまい方なのに、時折それが霞んで見えましたから。テレビばかり出てると
芸が荒れるって言うけど、橋之助を見てるとそれは間違った見解じゃないかなと思います。
染五郎を見てると、やっぱり正しい見解なのかもと思ったりしますけど。
三日間に渡る顔見世日記、終了です。ご清聴まことにありがとうございました!
第十八代目中村勘三郎の襲名披露公演もこの顔見世興行が最後です。
思えば去年の襲名披露ではスタッフとして参加してたんだなあとしみじみ。
さて、今回は『口上』の感想から。
片岡進之介はどうにかなりませんか。と、のっけからすみません。
「十八代目のお兄さんは太陽のような方です!○※△□〒××……」て、
最初の一言以外まったく聞き取れなかった。
口上もまともにできないようでは将来も見えないよ。大丈夫なのか、この人は。
まあ実はけっこう好きなんですけどね。ダメダメ坊ちゃんぽくて。
でも歌舞伎役者としては見るに耐えない部分が大有りだなぁ。
お父さん(我當)が頑張り屋さんなだけに、残念でなりません。
進之介のインパクトが強すぎて、口上はこれしか覚えてないよ。
ちなみにわたしには片岡進之介と一文字違いの名前の友人がいます。
『京鹿子娘道成寺 道行から押戻しまで』
勘三郎はすばらしい芸達者だなぁ、と重ねて思います。
演技もさることながら(ホントにめっちゃうまいです)、なんて踊りがうまいのか。
わたしの中で、尾上菊五郎、坂東三津五郎、そして中村勘三郎が“三大名舞踊手”
なのだと勝手に決め込んでおりますが、(豆知識2。菊五郎丈は女優・寺島しのぶの
お父様。三津五郎丈はキムタク主演映画『武士の一分』に敵役として出演しています)
この目で観ると本当に惚れぼれします。細部まで滑らか。今回の興行の
昼の部で演じた、狐忠信(わたしは観てません)を彷彿とさせる足さばき。
うっとりしながら一時間数十分、堪能しました。
去年松竹座で観た「藤娘」はかわいらしい感じだったのですが、今回の白拍子は
あでやかで綺麗でした。ところで、「娘道成寺」は安珍清姫伝説が元になっています。
恋人の契りを交わした安珍に裏切られた清姫が怒りのあまり蛇になって、道成寺の鐘に
逃げ込んだ安珍を焼き殺して自ら息絶えるというお話です。ちょっと要約。
恋の炎ってこわいすね。
まだ終わらんなぁ。明日にも続きます。もう少しだけお付き合いくださいませ。
今回は歌舞伎の話一色です。関心のない方、ごめんなさい。
昨日、吉例顔見世興行in南座・夜の部に観劇に行きました。
座席は二階席の2列15番。びっくりするくらいど真ん中。
では演技の感想を。
『俊寛』
仁左衛門の俊寛、秀太郎の少将、愛之助の康頼、孝太郎の千鳥、我當の丹左衛門と、
松島屋のオンパレード。さすがお家芸です。
鹿ヶ谷の陰謀において平家打倒を企てた罪で俊寛、少将、康頼ら三人が孤島・鬼界ヶ島に流刑の身となりました。三年の月日が流れ、少将は島の海女・千鳥と恋仲になり夫婦の契りを交わします。この不遇の最中でめでたいことだと彼らが喜び舞っているところ、京から「大赦の免状」を持った瀬尾太郎と丹左衛門らが船でやってきました。最初は、清盛の憎悪が激しい俊寛僧だけは赦しを頂けなかったのですが、重盛公の恩赦により全員が本土に戻れることになります。が、歓喜にむせぶ三人に従って千鳥が船に乗り込もうとしたところ、「関所を通る際の問題もあるので、乗船が赦されるのは三人だけだ」と瀬尾が遮り、三人の必死の懇願にも耳を貸そうとしません。それなら自分は戻らぬと少将が言うと我も我もと俊寛・康頼が庇い合います。丹左衛門は温情を見せてやろうと瀬尾をいなしますが、瀬尾はやはり頑なに拒絶し、俊寛の妻の首をはねたことを無情にも告げ、そして三人を船底へ押し込めます。千鳥は悲しみと怒りで嘆きながら自ら命を絶とうとしますが、船を這い出てきた俊寛に止められます。清盛に憎まれた上に妻を失った自分は、もう京へ帰ってもただむなしいだけだから、自分の代わりに船に乗るようにと千鳥に言う俊寛。逃げ出した俊寛に怒る瀬尾にも必死の懇願をしますがそれも聞き入れられず、ついに俊寛は瀬尾の帯刀を奪って斬りつけます。丹左衛門はこれを決闘と認めて見届けると告げ、病身の俊寛と深手を負った瀬尾は切り結びます。優位はやはり俊寛でしたが、丹左衛門の「とどめをさしては新たな罪を重ねることとなり、恩赦が水泡に帰す」という言葉も翻して、罪を負った自分の代わりに千鳥を乗船させてほしいと願いながら、俊寛は瀬尾にとどめをさします。その心情を汲んだ丹左衛門は千鳥の乗船を許可し、泣いて抗う千鳥を俊寛は押し乗せます。やがて少将、康頼、千鳥、丹左衛門を乗せた船が出航し、浜辺から見送る俊寛と互いに手を振り合い、別れに号泣します。独り残された俊寛は何度も何度も「おぉい、おぉい」と声をかけて手を振り続け、傍らの岩の上へ這い上がり、消えていく船影をいつまでも見送るのでした。
あらすじ長い!これでもだいぶ要約した方なのですが。
下線部がダイジェストぽくなっているので、面倒な方はそこだけ読んでくださいまし。
携帯電話で読まれている方は申し訳ありませんが、全文読破でお願い致します。
とにかく仁左衛門の演技に圧倒されました。絶望感、やりきれなさ、
千鳥を哀れと思う気持ちが舞台から波動のように伝わってきて、胸が熱くなりました。
最後の岩の上から仲間達を見送る場面では涙ぐんでしまったほど。
別れ際の俊寛の「未来で(また会おう)…!」という台詞が印象に残りました。
段四郎(瀬尾太郎)も悪役の憎らしさを前面に押し出していて、
気迫があってよかったです。ちなみにこの段四郎さん、来年の大河ドラマで
武田信玄を演じる市川亀治郎さんのお父様です。要らん豆知識。
孝太郎はかわいいなぁ。←仁左衛門の息子さんです。
動きが少し機械的なんだけど、でも踊りのうまい人なので、
この動きはきっと芝居に関してだけの持ち味なんだろうなと思いました。
『俊寛』だけでこんなに熱く語りすぎてしまった。ほんとに長いわ。
続きはまた後日にさせていただきとうございます。
帰宅途中、前を歩いていたおじさんが突然、独り社交ダンスを始めました。
気づかれないよう尾行し、気づかれないようパシャリと撮影しました。
こんなんばっかりや。数年前には駅前のお好み焼き屋さんの前で、
チークダンスを踊るおっさん二人に出くわしたこともあります。実話。
こんなんばっかりや。
今日、ついに地獄の七連勤を終えました。この仕事でこれはきついわ。
わたしは割と“試食魔”(我々販売員の天敵)にはいつも寛容なんですが、
ていうよりメンドいので放ってんですが、今日はもうそのスタンス無理だった。
女豹のように睨んでしまったり、はたまた
「このハイエナが…」と、どす赤黒く呟いてしまったり。
どうせ迫力ないから凄んでも怖くないと思うが。しんどいと精神が持ちません。
でもだめだなぁ、こんなことでは。もっと鷹揚な性格になれるよう精進しなきゃ。
ところで、友達が難関な資格試験を突破したそうです。
すごくめでたい、すごく嬉しい。
あの人の喜びはわたしの喜びだ、と思える関係が嬉しいよ。
さて明日は待望の休日です。
そしていよいよ、京都は南座の顔見世に行って馳せ参じまするぅ。
待ってて、勘三郎。と厚かましく言ってみる。
仁左衛門様も待ってて。藤十郎は別にいい。